和多農産のこと:こどもの頃から見ている風景。たんぼに沈む夕日。

経営陣インタビュー

【経営理念について語る】 会長:和多 昇

和多 昇 経営理念について前代表である和多昇会長に語ってもらった。
取材して分かったのは、今風に言うなら、とにかくポジティブであるということ。 どんな状況であろうと夢や目的から外れることなく、地道に笑顔で闘い続けてきた方だと感じた。
何とも言えない優しい笑顔から、一見ソフトな印象を受けるが、やはり頑固な職人であり、さすがの農業人でした。

「お米を食べる時、何考えとる?」 いきなり和多会長からの逆質問で始まった。
私:『あんまり何も考えてないような気がします。おかずを口に入れる時は、焼き色がどうか、ちょっと辛い、 だとか考えている様な気もしますけど・・・』
「そうかそうか」 和多代表がニッコリ笑う。
その笑顔がまた、悔しいくらいにいい笑顔だ。まさに少年の様な笑顔。
「それでいいんや。お米ってそれくらい、日本人にとって身近なものなんや。」
『なるほど。確かに、空気を吸う時もいちいち考えませんしね。』
「ただ、感じるというのはあるわなぁ?空気でも【いい匂い】とか【甘い香り】とか【くさい】とか。 実際には空気そのものの事じゃないけどね。」
『えぇ。こちらにおじゃました時も、お米というか藁というのか、香りがしました。』
「お米の味も、ひょっとすると【感じる】に近いのかもしれんな・・・」
また、ニッコリとした笑顔を投げかけてくる。
「おかずを食べる時は味わおうとして食べる。【どんな味だ?】っていう具合にね。
多分、パンを食べる時もそうなんじゃないかなぁ? でも、お米はちょっと感覚が違うよね?」

確かに。ご飯を口にする時は【どんな味?】なんて考えないし、強く味わおうともしない。

「だから、よっぽど美味しくないと気付いてもらえない。【マズい】は直ぐに気付くけどね。」
『なるほど。気付くというあたり、【感じる】に近いですね!』
大きくうなづきながら代表が語る。
「そうやね。ご飯、お米っていうのは、特別に身近なものなんだわ。」
笑顔が消え、今度は少年の様に真っ直ぐな眼差しへと変わる。
「あって当たり前。それがご飯・お米であり、農地。田んぼ。畑。森、山、川、空気、自然。 我々は農家だ。だから、あって当たり前の農地を守る。そして、それを伝え続ける義務がある。
農地は地球の宝もの。これを守り、伝え続けるためには、しっかりとした計画的な経営が必要不可欠。
経験を積み重ねた、人間の勘は素晴らしい。でも、それだけじゃ伝えられない。
百年未来の農業。考えるとワクワクする!その時に地域貢献が果たせる我々でありたい。」

柔らかい表情ながら、風圧を感じさせられた代表の言葉。
また、スッと子供のような笑顔に戻り、
「なんも難しい想いじゃないんや。当たり前のことやけど、大切な事。 だから情熱を燃やして真剣に、楽しみながらやり抜くだけや。」
やはり天皇杯をいただく会社の会長は違うなぁ、、、と思っていたところに一言。
「やっぱり子供たちからカッコイイなぁって思われたいやろ。そんな農業を目指しとるんや。」
・・・会長、・・・カッコ良すぎ。

【こだわりの米作りについて語る】 代表:和多 真智

和多 真智 和多農産のこだわりの米作り手法【昇メソッド】について、代表の和多真智社長に語ってもらった。
父であり師匠である昇氏の考え方=哲学を受け継ぎながらも、より美味しいお米を育てるために、 新しい考え方をも取り入れていこうという貪欲さと、強い覚悟が感じられた。
父親譲りの笑顔の下に、しっかりとした芯の強さを持つ農業人でした。

和多農産のお米の美味しさに完全にハマった私。さっそく【昇メソッド】について尋ねると、
「最初に申し上げますが、今ここで【昇メソッド】の全てをお伝えすることはできません。」
スポーツ選手ばりの大きな身体を猫背気味に倒し、和多社長が顔を近づけ視線を送ってくる。
私:『企業秘密ですか?』
「いえいえ。企業秘密とかそういったことじゃないんですよ。」
和多社長の表情が、真剣な面持ちから一気に満面の笑みへと変化する。
「なんて言えばいいんですかね・・・・・そうだ、1ヶ月ほど一緒に働きませんか?」
『えぇっ!?唐突に何を言い出すんですか!?』
「アハハ。無理ですか。そりゃそうですよねぇ。」
和多社長が続ける。
「メソッドっていう位ですから、全て言葉にして伝えられるのがベストなんでしょうが・・・」
『それは、言葉として表現できないという事なんでしょうか?』
社長は天井を見上げながらとつとつと話す。
「いいえ。言葉にはできますよ。例えば昇メソッド全体を言い表すこともできます。」
『それは?』
「-お客様を想う-ですね。手法、技術云々と言ったところで、基本となるのは考え方です。」
『・・・失礼に聞こえるかもしれませんが、お客様を想うというのは基本中の基本であって、 どこの会社でも言われる事ではないでしょうか。それが【昇メソッド】ですか・・・?』
あえて率直な感想を言わせていただいた。
それは私自身が【昇メソッド】というものに強い関心と期待を持っていたからだ。

「そうです。どこの会社でも言う当たり前の事なんです。ただ・・・」
和多社長が壁に貼ってある作付箇所の地図を指し示す。
「それを忘れてしまうのが農業なんです。見てください。この広い範囲で作業するんです。」
『確かに広いですねぇ。和多農産さんの特徴というか、年々広まっていますね。』
「毎日のように、この範囲を見回るわけです。そして、米作りは一年間です。毎週、毎日、 何かができあがってくるわけじゃない。作業の変化を除けば、日々大きく変わる事はない。 これって【仕事】というよりも毎日の【生活】に近いと思いませんか?しかもですよ!? 直接的に最終ユーザーであるお客様にお会いする機会は極端に少ない。一年間もかけて育てて いるのにです。。。生活に近い環境の中で、お客様にも会わない。ある意味必然的に作物だけ を見ている【生産者】になってしまうんです。」
なるほど、、、日々大きな変化を求められる私の仕事と比べると、確かに変化が少なく、 それが大切でもあるわけだ。そういう意味では、【生活】に近いかもしれない。
「農家として、【生産者】に徹する事は、決して間違いではありません。 ただ私たちはそれをヨシとはしない。最後は人の手に届くものです。そこにはやっぱり心が乗っかっていないと。」
『-心-ですか。確かに。いただく私たちもそのほうが断然うれしい。』
「はい。その【心=お客様を想う】。農業においてはその環境や特性上、強く意識していないと抜けてしまいがちなんです。 こんなに大切な事なのに・・・。」

昇メソッドの出発点は【お客様を想う心】である。感謝の心を、作業を通じて体現していく。
それが和多農産の米作りであり、美味さの秘訣であり、昇メソッドそのものである。

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